時間伸縮とフレームブレンド
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AEにおける時間伸縮の主な方法
ムービーレイヤーの再生速度を変化(スローモーション、早まわし、逆再生=時間反転)させたい時には、いくつかの方法がある。
機能の場所 | 特徴 | |
時間伸縮 | レイヤー>時間>タイムエフェクト | シンプルな時間伸縮 |
タイムリマップ | レイヤー>時間>タイムリマップ使用可能 | 速度可変が可能。エクスプレッションを使った制御に向いている。 |
タイムワープ | エフェクト>時間>タイムワープ | 速度可変が可能。パラメーターが多い。 |
Twixtor(有償プラグイン) | エフェクト>Re:Vision plug-ins>Twixtor | 超スローモーション(ハイスピード撮影風)が可能 |
タイムリマップについては、こちらの投稿を見てください。
http://motiondesign81.com/timeremapping/
参考サイト:
- [タイムワープ]の使い方…https://helpx.adobe.com/jp/after-effects/kb/5482.html(タイムリマップのように使って、シンクロさせたりしたいときには[時間調整]の方法を「ソースフレーム」にすると良いです)
- 「Twixtor」使い方…http://www.flashbackj.com/creators_view/twixtor/
「フレームブレンド」と「モーションブラー」
時間伸縮で、ムービーに早回し・スローモーションなどの効果を加えると、観る人に不自然な印象を与えることがあります。スローモーションで動いている被写体ががたついた動きになったり、早回しの場合に速い動きにしているのに被写体の輪郭がくっきりと映るなどです。その対処法は、以下のとおりです。
- スローモーション時の対処法…画面内で動いている被写体のフレーム間の補完(フレームブレンド)を行う。そのことで滑らかな動きにする。
- 早回しでの対処法…本来速い被写体を撮影したときのように、面内で動いているモノにモーションブラーをつける。
フレームブレンド
2つの手順が必要になる(モーションブラーのときと同様の方式です)
- レイヤーのフレームブレンドスイッチをONにする(フレームミックス、ピクセルモーション)←基本的に「ピクセルモーション」が良い結果となります。そのかわり、レンダリング時間が長くなります。
- タイムラインパネルのフレームブレンド適用ボタンをONにする。
モーションブラー系エフェクト(標準装備)の利用
時間エフェクトにある[ピクセルモーションブラー]、[CC Force Motion Blur]などを利用するとよい。
有償プラグイン[ReelSmart Motion Blur]の利用
モーションブラーの業界標準のプラグイン。合成作業では必須。