After Effects用最速PCを組む(2019年春)
最速のAE用PCを組むとすれば、どのような構成がよいか?Adobeのなかの人と、シアトルのPCカスタマイズメーカーPuget Systemの協力のもと検証。製品宣伝ですが参考になる部分あるので要点をまとめました。
アプローチ
- 電源ユニット、マザーボード、基幹部品に能力以上の負荷を与えすぎないようにする。
- CPU、グラフィックボードの性能はプログラムに依存するため、それぞれのプログラムごとに最適な構成を考える。
MACvsPC
Apple製品が部品選択の幅が狭いのに比べ、Windowsだと多くの部品を選択できるのでPCにする。
CPU
Puget推薦:INTEL CORE i9 9900K 3.6GHZ
- PremireとAfter Effectsとでは、適切なCPUが異なってくる。
- クロック動作速度のほうが、コア数(多コア)より大事(Adobeエンジニア談)
RAM
Puget推薦:CRUCIAL 64GB DDR4-2666
RAMプレビューのキャッシュのために多く載せたほうがよい。少なくとも32GB。できれば64GB。
内蔵ストレージ
- Puget推薦OS用ドライブ:512GB SAMSUNG SSD
- Puget推薦作業用ドライブ:1TB SAMSUNG SSD
- Puget推薦キャッシュ用ドライブ:512GB NVMe Drive
- 註:あとは、データ保存用にHDDを足せばよいと思います。
OS用ドライブ、作業用ドライブ、キャッシュ用ドライブと、機能ごとにドライブは分散させる。キャッシュ用ドライブに一番高速なNVMeを使うドライブを当てる。
GPU(グラフィックボード)
Puget推薦:RTX2080
- AEにマルチGPU(複数のGPU)は必要ない。ひとつのマシンに性能の高いGPUを一枚選ぶのが妥当(Adobeエンジニア談)
- AEにおいてはGPU性能による恩恵は少なめなので、最高のものでなくてOK。その時点での新しいラインナップのなかのゲーミングGPUでよい。
***********************
※C4Dについては、MAXON JAPANのホームページに2019年1月31日投稿の《Cinema 4Dに最適化されたワークステーション「画竜点睛」》という株式会社CybabaがC4D用に組んだマシンの記事があります。